脊柱管狭窄症 ~鍼灸で痛いところは無くなりました~

先生、痛いところは無くなりました。

病院で診てもらっても痛いところに触ってもくれないし、他のところや運動リハビリなどにも通ってみましたが、あまり良くならないのでどうしようかと思っていました。
前は、腰が痛かったり脚や股関節が痛かったりして、洗濯物を干したりするのも嫌だったんですけど、はり灸治療をしてもらうと不思議と気持ちも前向きになって家事とかもやる気になるんです。
口(舌)も上手に動かなくなって、滑舌が悪くて声もどんどん大きくなってしまって話すのが嫌になっていたんですけど、少しづつ滑舌も良くなってきて最近では声も小さくなったように思います。話すのもそんなに嫌ではなくなりました。
こちらでお世話になって本当によかったです。ありがとうございます。
と、治療を受けてくださるときにお声をかけていただきました。

こんにちは。古澤はり灸院です。
いつもありがとうございます。

この方は、70代女性の方で腰の痛み、足のむくみということでご予約をいただきました。
腰椎を圧迫骨折後、腰や脚の痛み、歩行障害などの症状があって脊柱管狭窄症と診断されたそうです。
歩行時のふらつきや下肢に力が入らない、滑舌が悪くて話しづらいといった症状もあったので、脳の方に異常があっては大変ということで、脳神経外科など病院を受診されたそうですが、特に異常があるわけではないということだったそうです。
初診で来院されたときは足腰の痛みなどで玄関で靴を脱ぐのがやっとの状態でした。問診もゆっくりと少しづつお話していただき、治療ベッドに仰向きになるのもとてもお辛い状態でして、同行していただいた家族の方にも見守ってもらいながらベッドに横になってもらいました。週に1回のはり灸治療を継続して続けていくうちに自然と脱いだ靴をしゃがんで揃えられていました。最近では、しゃがんでわざわざ揃えなくても靴をそろえて脱げるようになってきました。治療ベッドに仰向きになるのもスムーズになってきました。歩き方も4点式歩行杖を使用して、ぶん回し歩行のような横から脚を振り出すような歩き方でしたが、腰や脚の痛みがなくなってきた頃から自宅で出来る簡単な下肢の運動法をやってもらうようにして頂いたら、まだふらつきは少々残るものの前後から脚が出せるようになってきました。時には歩行杖を忘れて歩かれる時もあったのでびっくりして、「歩行杖はまだ安全のために油断しないで使ってくださいね」とお願いした時もありました。
足のむくみも体の痛いところが改善されていくうちに気にならなくなってくることが多かったです。
週に1回根気と前向きに治療を続けて受けてくださり、運動療法やセルフ灸など、ご自身でもしっかりとケアをされた結果だと思います。痛いところがないと感じてもらえるようになって本当によかったなと嬉しく思います。

写真は皮膚表面にかざして使用する棒灸です。
お腹にかざして使うとポカポカして気持ちが良いです。